アイスクリームを食べて、少し胃もたれしただけだと思っていた。しかし、医療従事者のエイドリアン・フォードさん(31)を待ち受けていたのは、想像を絶する展開だった。ステージ4の大腸がんと診断されたのだ。
「私の周りの人なら誰でも知っていることだが、私は自分の体に入れる食べ物にはずっと細心の注意を払ってきた」と、オハイオ州でフィジシャン・アシスタント(PA)として働くフォードさんは本誌に語った。「週に5、6日は運動し、とてもアクティブな生活を送っていた。水分摂取量にも気を配り、タバコも吸わない」
「だから、『あなたはがんです』という言葉を聞いたときは、ただただ呆然とした」とフォードさんは振り返る。
フォードさんの過酷な診断結果が広く注目を集めたきっかけは、彼女がTikTok(@alignwithadrienne)で自身の体験を共有したことだった。アイスクリームを食べた後のわずかな腹部の不快感が、いかにして転移性のがんの発見につながったかを語った動画は440万回以上再生されている。
2025年1月に診断を受けたフォードさんが最初に異変を感じたのは、アイスクリームを食べた直後だったという。重大な病気というよりは、消化不良かガスが溜まっているような、ありふれたもののような感覚だった。
不快ではあったが、痛みはなく、吐き気や嘔吐、便通の変化、血便といった症状も一切なかった。当初は、そのうち自然に治るだろうと考えて、いつも通りの一週間を過ごした。しかし違和感が消えないため、お腹を触ってみたところ、明らかなしこりがあることに気づいた。
「それでも、その時はがんの可能性なんて頭の片隅にもなかった」とフォードさんは言う。