現代の私たちはかつてないほど健康に関する情報に恵まれている。それなのに、なぜか毎日疲れを感じ、集中力が続かない。
人気ポッドキャスト「モダン・ウィズダム」のホスト、クリス・ウィリアムソンは、数多くの専門家への取材から1つの答えに辿り着いた。「健康を劇的に変えるのは、複雑なルーティンではなく、シンプルな習慣の『摩擦』を減らすことにある」
意志の力を必要としないシンプルな行動こそが定着しやすく、代謝や睡眠を根本から改善することは、科学的にも証明されている。ウィリアムソンが太鼓判を押す、心身を整えるための「5つの強力な習慣」を紹介しよう。
1. スマホを寝室に持ち込まない
「人生の質を即座に高める、最も安上がりな方法だ」とウィリアムソンは断言する。2025年の調査では、成人の8割以上がスマホを寝室に持ち込んでいる。
就寝30分以内のスマホ利用は、入眠の遅れや睡眠時間の短縮、日中の眠気と関係している。画面の明るい光や長時間の露出は、眠りのサインを送るホルモンであるメラトニンの分泌を抑制する。ウィリアムソンは、夜間の使用を制限するアプリの使用を勧めている。
2. 朝一番の日光と運動
神経科学者のアンドリュー・ヒューバートマンは、晴れた日なら5〜10分、曇りの日なら15〜20分、朝の光を浴びることを推奨する。
研究によれば、午前10時までに日光を浴びると、その日の夜の睡眠の質を高め、より深い休息につながるという。また、朝の光は感情調節や記憶力を司るホルモンバランスを整える効果もある。
日光を浴びながら散歩をすれば、運動にもなる。1日7000歩という推奨歩数に届かなくても、朝の散歩は生理機能を正しい方向へ導いてくれる。