Rajesh Kumar Singh
[シカゴ 23日 ロイター] - アメリカン航空のロバート・アイソム最高経営責任者(CEO)は23日、ユナイテッド航空との合併は競争を阻害するとして明確に否定した。また、アラスカ航空との関係深化が成長の道筋を提供するとの見解を示した。
合併を巡っては、ユナイテッド航空のスコット・カービー最高経営責任者(CEO)が2月下旬にトランプ大統領と会談した際、アメリカン航空との合併の可能性を提起していた。また、米国の航空会社がハブ空港の混雑により厳しい制限に直面していることを受け、業界再編の憶測が再び高まっていた。
アイソム氏は、同社がハブとするシカゴ・オヘア空港の混雑緩和に向けた連邦政府の措置により、1日約500便の運航スケジュールを再開できるとの見通しを示した。
米連邦航空局は先週、航空会社が空港の処理能力を超える便数を計画しているとして、オヘア国際空港の夏季の運航便数を制限すると発表していた。
一方、22日に、アメリカン航空とアラスカ航空が関係強化に向けた初期段階の協議を行っていることが分かった。アラスカ航空をアメリカン航空の大西洋横断路線および太平洋横断路線の共同事業協定に組み入れる可能性もあるという。
ただ、この計画にはすでに、アメリカン航空のパイロット組合から「他社への運航委託計画を進めることは、アメリカン航空を世界的に競争力のある航空会社にするための道ではない」などと反発の声が上がっている。