[ワシントン 23日 ロイター] - 米労働省が23日発表した4月18日までの週の新規失業保険申請件数(季節​調整済み)は21万4000件だった。前週から6000件の小幅増にとどまり、4月の労働市場の安定が続いていることを示唆したものの、米・イラン戦争に起因する経済の不確実性と物価上昇は下振れリスクとなっている。

ロイターがまとめ​たエコノミスト予想は21万件だった。

中東紛争に起因する大規模な一時解雇(レイオフ)の兆候はまだみられておらず、紛争がインフレを押し上げ、世界経済に打撃を与える中でも、連邦準備理事会(FRB)が年内は利下げを見送るとの市場の見方を裏付けている。企業の採用拡大意欲が乏しい中、労働市場は解雇率の低さが支えとなっている。

週ごとの変動をならした4週間移動平均はわずか750件増の21万0750件だった。

オックスフォード・エコノミクスのリード・エコノミスト、ナンシー・バンデン・ホーテン氏は「戦争開始以降、労働市場はより脆弱になっているが、ここ2カ月の失業保険申請件数にほころびの兆しはみられない」と指摘。「ただ、原油価格の急騰が労働市場のデータに反映されるまでには時間がかかるというのがわれわれの当初からの見方だ」と述べた。

今回の失業保険申請件数のデータは、4月の雇​用統計の調査期間と重なっている。

4月11日までの週の継続受給件数(季節調整済み)は182万1000件と、前週から1万2000件増加。継続失業保険申請件数は、昨年の​高水準から減少し​ているものの、ほとんどの州で26週間に制限されている給付資格を使い果たした人々が、この数字を押し下​げている可能性がある。

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