攻撃が激しくなるほど、「戦い続ける」と語る人々

イスラム保健協会が実際に救急車を軍事目的に使用しているかどうかは確認できていない。またイスラム保健協会の救急隊に限らず、病院に搬送される負傷者の中にはヒズボラの戦闘員も含まれている。

しかし、同時に病院には、幼い子供や高齢者が運び込まれる光景が何度も見られた。また戦闘員であっても負傷者を攻撃することはそもそも国際法に反している。

4月12日、イスラエル軍は、彼らの許可を得て救助活動を行っている31歳の赤十字のスタッフも任務中に攻撃し殺害した。

レバノン国内にはヒズボラを支持する人々もいれば、支持しない人々もいる。ヒズボラの武装解除の是非は、イスラエルの要求とは別に、レバノン社会自身が議論し、結論を出すべき問題でもある。

「疲れた」「息子を戦闘員にしたくない」という声もある一方で、イスラエル軍の攻撃が激しくなるほど、「戦い続ける」と語る人々もいる。抑圧されるほどに、「抵抗」の意味を再確認していく人々も少なくない。

この記事を書いている今も、イスラエル軍のドローンの音がうなるような低い音で、ベイルートの街に響き続けている。

(編集部注:イスラエルとレバノンは4月16日に、10日間の停戦で合意した)

【動画】レバノンでイスラエルに殺害されたジャーナリストの葬儀
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