優良立地の確保や最新鋭機導入

すでに「成熟期から衰退期に差し掛かった」(業界関係者)とも言われる飲料自販機だが、「優良販売店」を他社に譲るわけにはいかないメーカーとしては、自販機ビジネスの手を緩めることはできない。中に入れる商品の魅力はもちろんのこと、機械に付加価値を付けることなどで、優良立地での設置を自社の自販機に置き換えられるように働きかけを強めている。

コカ・コーラグループは、AIを搭載した最新鋭の自販機700台をテスト設置しており、新しい解析手法を使って、どういう品揃えや値付けが客を引き付けるか分析しているという。また、アサヒ飲料はマイナス5度まで商品を冷やせる自販機、キリンビバレッジやダイドーは、食品など物販との併売機やポイントが貯まる自販機を展開している。

さらには、1台当たりのコストを下げるための協業も始まった。アサヒ飲料とキリンビバレッジは、共同輸送や自動販売機の修理事業をスタート。村山部長は「オペレーション分野で悩んでいることは全社共通。非競争領域におけるアライアンスは増える可能性がある」と予想している。

(清水律子 編集:北松克朗)

[ロイター]
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