Heejin Kim

[ソウル 20日 ロイター] - 北朝鮮の朝鮮労働党第9回大会が19日に開幕した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が20日に伝えた。金正恩総書記は開会⁠演説で、経済が不況を克服し、過去5年間で主要な経済目標を達成したと述べた。

党大会は5年ごとに開催される同国最大の政治イベントで、これまでの実績を検証し、新たな政策目標を設定する場となる。また、金⁠氏を頂点とする指導体制の下で、幹部職の人事に変化が生じる可能性もある。

金氏は北朝鮮が過去5年⁠間に政治、経済、防衛、文化、外交の分野で「大きな成果」を上げ、自立性を高めてきたと強調。対外的には、他国との関係や世界の地政学情勢に「大きな変化」をもたらしたと述べた。

米国や韓国との関係については触れず、自国の核兵器開発に向けた取り組みについても言⁠及しなかった。

KCNAによると、党大会には党員5000人が出席。さまざまな分野における向こう5年間の新たな目標⁠と計⁠画が提出された。

北朝鮮は党大会の一環として、パレードで軍事力を誇示し、兵器開発の目標を示すとみられている。

アナリストはまた、金氏に「大統領」の称号が与えられるかどうかや、娘のジュエ氏が公の場に姿を現したり、何らかの公職に就くかどうかも注視している。

金氏は前回の⁠第8回党大会が開かれた当時、北朝鮮を取り巻く状況は「極めて困難」だったと指摘。自然災害や世界的な健康危機に言及した。健康危機については、おそらく新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を指すとみられる。

しかし、韓国銀行(中央銀行)の推計によると、北朝鮮経済は最近では回復の兆しが見られており、2024年の成長率は3.7%と、過去8年間で最も高い伸びを⁠記録した。ロシアとの経済関係拡大に支えられたという。

金氏は「過去5年間で全てが根本的に変わった」と語った。

党に対し、経済成長と国民生活の向上に向けて、あらゆる分野で国を変革する努力を「できるだけ早く」行うよう求めた。

党大会の開催期間は不明だが、第7回大会は4日間、第8回大会は8日間開催された。

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