Faith Hung Jeanny Kao
[台北 13日 ロイター] - 台湾行政院(内閣)主計総処は13日、2026年の域内経済成長率見通しを7.71%とし、従来の3.54%から大幅に上方修正した。人工知能(AI)技術需要の高まりを受けたもので、さらに引き上げる可能性もあるという。
25年第4・四半期の域内総生産(GDP)は前年同期比12.65%増となり、速報値の12.68%増から小幅に下方改定された。一方、通年の成長率は当初発表の8.63%から8.68%に上方改定された。これは15年ぶりの高水準となる。
26年の消費者物価指数(CPI)上昇率は1.68%となる見込み。従来予測は1.61%だった。
輸出は22.22%増を見込む。こちらも従来見通しの6.32%増から大幅に上方修正された。
主計総処は、予測が上方修正される可能性は下方修正される可能性よりも高いと指摘。発表文で「主要クラウドサービスプロバイダーはAI関連設備投資を大幅に増やしており、台湾の半導体および情報通信技術製品に対する持続的な強い需要をけん引している」と述べた。
「AIブームは台湾の輸出に構造的な成長効果をもたらしている。それは広範に及んでおり、持続的になると見込まれる」と付け加えた。
ただ、米国の主要クラウドサービスプロバイダーが設備投資を遅らせたり、減らしたりする可能性があるほか、地政学的リスクが世界経済に与える影響は不透明とも指摘した。
台新証券投資顧問のアナリスト、ケビン・ワン氏は、経済の堅調な成長を受けて、台湾中央銀行が6月まで金利を据え置くとの見方が強まっていると述べた。