14日付のニューヨーク・タイムズ紙は、米大統領選で共和党の指名獲得を確実にした実業家ドナルド・トランプ氏について、過去に女性を不快にさせるような行動パターンがしばしば見られると報じた。同氏の下で働いた経験のある女性や社会的に交流のあった女性50人以上のインタビューに基づいているという。

 インタビューに応じた女性からは、トランプ氏が女性を性的な対象としてみているような発言をしたり、あるいは女性の体形についてコメントした、といったエピソードが寄せられた。一方で、キャリアを磨くよう奨励したり、女性をあまり受け入れないようなポジションに昇進させてくれたと評価する女性もいたという。

【関連記事】トランプの新たな個人攻撃、「ヒラリーは夫の不倫相手の人生を破壊した」

 ニューヨーク・マンハッタンでトランプ氏の事業拠点となっている建物の建設に携わったバーバラ・レス氏は、トランプ氏は女性の体形に関する発言でしばしば会議を中断させたと証言。その一方で、プロとして働く機会を与えられたことを感謝しているとも語っている。

 トランプ氏自身はこうした証言について、事実を否定するか、あるいは詳細が間違っているとし、「私はいつも女性に大いなる敬意を払ってきた」と反論している。

 トランプ陣営の代表者はロイターの問い合わせに回答していない。

 トランプ氏は選挙戦の間、ニュースキャスターやライバル候補の女性に対する暴言などで批判されながらも、自身が大統領になれば女性は恩恵を受けるということはビジネスの実績が証明していると主張している。

[14日 ロイター]
120x28 Reuters.gif
Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます