[東京 12日 ロイター] - 12日午前の東京株式市場でシャープが急落し、下げ幅は一時7%を超えた。前日に発表した2023年3月業績が2608億円の最終赤字に転落し、売りが先行している。テレビやスマートフォンなどに使うパネルの市況悪化で事業の収益性が低下し、工場の価値を減損した。
シャープが最終赤字になるのは2017年3月期以来。同社は一時経営危機に陥り、2016年に台湾の鴻海精密工業が傘下に収めた。その後は業績が回復していた。
鴻海が11日に発表した第1・四半期決算も、最終利益が前年同期から半減した。鴻海は、シャープ株に関連する173億台湾ドルの評価損が不振の原因と説明している。