──国際展開の優先順位と、日本市場の見立ては

カルチャウスカス氏:欧州全域と中東ではすでに実績が出ている。気候やエネルギー価格が違っても、ファン・チラー・ボイラー・照明・保全体制・そして「運用のエラー」という構造はどこでも同じだ。日本については言語以外はデジタルでスケール可能という前提で、現地パートナーと組めれば展開したい。現時点でアクティブな交渉は始めていないが、パートナー連携には前向きだ。

──3〜5年のマイルストーンは

カルチャウスカス氏:直近の年率2倍成長をさらに伸ばすことが目標だ。市場全体の年平均成長率(CAGR)が20%超と見込まれている。かつて不動産業界は「新規取得とテナント誘致」が軸で、運用効率には関心が薄かったが、今は大手運用会社も運用最適化へ舵を切っている。競合が増えるのは歓迎で、市場の成熟を後押しすると考える。

──Exergioに関わる「きっかけ」は何だったのか

カルチャウスカス氏:ビル自動化と省エネは私の人生そのものだ(笑)4年前からグループ内で監査やレトロフィットなど、さまざまな手法を試してきた。そこから「最後は運用が要」という確信に達し、部門を独立させてExergioにしたという流れだ。エンジニアリング×IT×AIが交わる領域は非常に面白く、若い世代にも大きな可能性がある。

「利益か環境か」ではない
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