[ニューヨーク 11日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、トランプ米大統領がイランとの協議が進展していることを踏まえ、この日の夜に予定していたイランに対する攻撃を中止すると表明したことを受け、ドルが円やユーロなどの主要通貨に対し下落した。
トランプ氏は朝の時点では、この日の夜にイランを「極めて強力に攻撃する」と表明し、イランの原油インフラの拠点であるカーグ島を掌握する考えを示していたが、午後になり、イランとの協議がイラン最高指導部レベルに引き上げられ、「協議および最終的な事項」が承認されたことなどを踏まえ、攻撃を中止したと明らかにした。
ただ、イラン準国営のファルス通信は、イランの交渉チームに近い関係筋の話として、米国との間で締結が検討されている最初の覚書(MOU)の文言についてイランはいかなる承認も行っていないと報じるなど、情報は錯綜している。
ドルは地政学的緊張が高まる局面で「有事の買い」が入り上昇する傾向があるが、和平への観測が強まると下落する傾向がある。
トランプ氏がイランに対する攻撃を中止すると表明したこと受け、主要6通貨に対するドル指数は0.07%安の99.98。
ドル/円は0.17%安の160.27円。ユーロ/ドルは0.07%高の1.1543ドル。
ドル/円 NY午後3時 160.06/160.11
始値 160.52
高値 160.59
安値 159.86
ユーロ/ドル NY午後3時 1.1558/1.1559
始値 1.1531
高値 1.1577
安値 1.1504