Janis Laizans Emma Pinedo
[ボルドー/マドリード 27日 ロイター] - 西欧で猛烈な暑さと乾燥が続く中、各地の消防隊は27日、比較的穏やかなこの日の天候を利用し、フランスのワイン産地の中心であるボルドーと隣国スペインの複数地域を襲う大規模な山火事を一気に鎮圧しようと動いている。今週後半には両国で再び熱波に見舞われる見込みで、当局は時間との闘いを強いられている。
当局によると、フランスでは観光客や地域住民ら約22万人が避難しており、南方のスペインでも約10万人が自宅からの退去や避難を求められている。
スペイン東部バレンシア州政府の消防局長は公共放送TVEに対し、カステリョン県バイ・ドゥイショーでは、スペイン内戦時の古い不発弾が地面に埋まっており、炎が到達すると爆発する恐れがあるため、消防士たちは特に危険な状況に直面していると語った。
ボルドー市中心部のすぐ外側に位置する郊外の町セスタスのジェローム・ステフェ町長は27日、「これは前例のない規模の火災だ」と述べた。マクロン仏大統領は同日中に同地域を訪問する予定だと、大統領府が明らかにした。
スペインのサンチェス首相は27日、「われわれが経験しているのは、孤立した出来事が連続したものではなく、気候の非常事態が最も痛ましい形で表れたものだ」と指摘。「熱波はより頻繁になり、われわれの国土はより脆弱(ぜいじゃく)になっている」と述べた。