中国経済「全体を押し上げるほど強力にはならない」

IT大手の小米科技(シャオミ)もスマートフォンやテレビに高齢者向けの機能を追加し、子どもが遠隔操作で年老いた親たちの照明やエアコンのような生活環境を容易に管理できる仕組みを提供している。

しかしながら、政府や企業の試みにもかかわらず、エコノミストらは高齢者の消費が最終的にそれほどたくさん消費しない傾向があると指摘する。

さらに、ワンさんのような元公務員は手厚い年金を受け取る一方で、都市部在住の高齢の退職者は平均的な年金が1月当たり3000元とはるかに少なく、農村部は200元程度にとどまる可能性もある。

ナティクシスのアジア太平洋地域チーフエコノミストのアリシア・ガルシア・エレロ氏は高齢世代の消費が「デフレ圧力を相殺したり経済を全体的に押し上げたりするほど強力にならないだろう」と語った。


[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2025トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
ニューズウィーク日本版 戦争インフレ
2026年4月28号(4月21日発売)は「戦争インフレ」特集。

ホルムズ海峡封鎖でガソリン・日用品が高騰。世界経済への悪影響と「出口」を読み解く

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます