私は英語教師として、こうしたメッセージ性を理由にブックスミスが本を扱わないと決めた理由は理解できるし、トランスの子を持つ親としては、ローリングの莫大なポッター収益に一切加担したくないという怒りにも共感する。この場合、作品も作者もどちらも差別に加担しており、拒否に値する。

もちろん、本も映画もテーマパークも、今後も一般に開かれ続けるだろう。ローリングが正しいと信じる人や、少なくともポッターバースに罪はないと考える人は、引き続き自由に支持できる。

しかし、もうこれ以上ローリングとポッターの「レガシー」に貢献するのはやめるべき時期だと感じている。ブックスミスが、より寛容な本と作家のために場所を空けるという決断は、その動きへの一手だと思うし、同じような選択をする人が増えることを願っている。

マドレーヌ・デリー(Madeleine Deliee)

ワシントンD.C.地域在住のライター兼教育者。CNN、ワシントン・ポスト、パシフィック・スタンダードなどに寄稿している。Blueskyのアカウントは「@mmdeliee.bsky.social」。

※本記事は筆者の見解に基づいています。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 サッカーW杯 日本が優勝する日
2026年6月9日号(6月2日発売)は「日本が優勝する日」特集。

Jリーグ発足後、飛躍的に進化した日本サッカー。W杯の頂点に挑み世界を驚かせる時が来た

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます