アンセルモが手がけた保育施設
アンセルモが手がけた保育施設 ALYSSA ANSELMO

「プロジェクトが完了したとき、ソロ設計をもっとやりたいという願望が膨らんだ」

その後に手がけた2番目の保育施設は、予想しなかった注目をオンラインで浴びた。

深みと美しさを求めて

「TikTok(ティックトック)を始めたのは竣工後だったが、建物の内外空間を疑似体験できる動画を投稿してみた。意外にも人気になって、大きな関心と支持を集めた」

「こんな見た目や雰囲気の託児所があるのかと驚かれた。レッジョ・エミーリア・アプローチ(Reggio Emilia approach)に従って、自然光がいっぱいで、豊富な素材を使った子供中心のデザイン精神に満ちた場所だ」

イタリア北部で生まれた幼児教育法であるレッジョ・エミーリア・アプローチの核にあるのは、協力し合う環境の下、自主的で体験重視の学習をすることで、子供は最もよく学べるという考え方だ。

好意的な反応に励まされたアンセルモは、より頻繁に投稿するようになった。当初は完成済みのプロジェクトを紹介していたが、テーマは自宅の空間づくりに移り、デザイン性と手の届きやすさが両立するアイデアを提供している。

「私の部屋をスタイリングする個人的なシリーズを始めた。私自身の美的プロセスを共有するだけでなく、予算にかかわらず、自分の個性を反映した喜びのある空間を生み出す手助けをする機会になった。いいデザインは、カネ次第ではないと確信している。配慮すること、自分を知ること、自宅内のものや素材とつながりを持つことが大切だ」

動画が拡散されたのが「何よりの証拠」
【関連記事】