驚くようなことが起きました。練習を始めてすぐ、ほとんどの人が、まったく同じ内容なのに別の言語を使っただけで前より気にならなくなったと報告してきたのです。

外国語がうまい必要さえありませんでした。出来の悪い学校英語ですら、はっきりと効果が現れたのです。

 

これらの結果に勇気づけられて、わたしはテストを続けることにしました。すべての考えを分析して置き換えるかわりに、脳の言語オペレーティングシステム(OS)そのものを交換できるなら、多くの患者さんにとってこれは非常に役立つ可能性があります。

この場合のOSは、思考に使う言語のことです。これはわたしたちが心の中で情景を思い浮かべるときの視覚言語と、内面の対話をする言語の両方に当てはまります。

ちなみに、複雑な映像と対話によって考える能力がなければ、芸術も文学も技術的進歩も学校も医学も、いやそれどころかこの本が印刷された紙すら存在しないでしょう。

事故や病気のためにこの能力が一部失われてはじめて、わたしたちは人生がそれを基礎として成り立っていることに気づくのです。そんなことはないと思う人は、頭の中で声を聞いたり、情景を思い描いたりせずにものを考えてみてください。

どうですか? うまくいきませんね?

そのまま外国語で言葉にすることに慣れていない
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