国民からの「減税」「負担の軽減」を求める声は、いっそう高まっている。しかし、日本政府はそのような声への反応は鈍い。「聞く力」を最も発揮してほしい場面のはずだが、その実態は「聞き流す力」なのかもしれない。
全ての政治の役割は、煎じ詰めれば「不安対策」。国民の将来への不安に不感症の政府では困る。
司馬遼太郎は「江戸時代の奈良は天領だったために税が安く、それが人情の穏やかさにつながった」という趣旨のことを書いている。これが正しいとすれば、税金が上がれば人情は荒れていくことになる。
ガチョウもそろそろ暴れだすかもしれない。
とあるサラリーマンが給与明細を見ようと封筒を開けた。すると経理の手違いで、中身は空っぽだった。
男は思った。
(恐れていたことがついに起きてしまった。税金と社会保険料が私の給料を追い越したのだ)
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由