[ドバイ 16日 ロイター] - イランのザンギャネ石油相はサウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相への書簡で、先月の石油輸出国機構(OPEC)総会での供給合意は、加盟国が目標以上の増産を行う権利を与えていないと警告した。イラン石油省が運営するシャナ通信が報じた。

OPECは6月22日、7月から小幅な増産を行うことで合意した。ただ具体的な増産量は示さず、曖昧な目安を立てるにとどめた。

ザンギャネ氏はファリハ氏への書簡で、先月の供給合意は、加盟国が与えられた生産枠以上を生産する権利と、履行されていない生産調整分を加盟国内で再配分する権利のどちらも与えていないと主張した。

先月のOPEC総会では、サウジが増産に前向きだった一方、イランは増産に反対し、サウジが目標以上の増産を計画していると批判した。ザンギャネ氏のコメントは、OPEC総会後も両国間の緊張が続いていることを示している。

ザンギャネ氏はさらに、サウジが6月に増産を行ったことを受け、加盟国が先月の合意で認められている以上の増産を行えば、OPECの影響力は弱まるとの見方を示した。

「一部加盟国の2018年6月の生産水準は、与えられた生産枠をはるかに超えていた」と批判した。

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