[ニューヨーク 2日 ロイター] - 米国株式市場は主要3指数が終値で過去最高値を2日連続で更新した。ハイテク、工業株が買われ、低調な米雇用統計の影響を相殺した。
朝方発表された5月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が13万8000人増と、伸びは前月から減速するとともに、市場予想の18万5000人増を下回った。過去2カ月分も6万6000人の下方修正となり、労働市場が失速している兆候が示された。
時間当たり賃金は前月比0.04ドル(0.2%)増となる一方、失業率は0.1%ポイント低下の4.3%と、2001年5月以来の水準をつけた。
だが6月利上げの予想は揺るがず、市場は90.7%の確率で織り込んでいる。
アメリプライズ・ファイナンシャル・サービシズのシニアエコノミスト、ラッセル・プライス氏は、雇用統計について「他の労働市場の指標ほぼすべてと整合しておらず、驚き」と述べる。
週足では、S&Pが0.95%、ダウが0.59%、ナスダックが1.54%いずれも値上がり。
業種別では、S&P工業株指数<.SPLRCI>が0.49%、S&Pテクノロジー株指数<.SPLRCT>が1.04%それぞれ上昇し、全体を押し上げた。
ハイテクセクターをけん引したのは半導体大手ブロードコム<AVGO.O>で、8%超急伸。予想を上回る決算が追い風となり、過去最高値を更新した。
金利上昇の恩恵を受けるS&P金融株指数<.SPSY>は0.37%安。一時は0.9%まで下げ幅を拡大した。弱めの雇用統計で、米連邦準備理事会(FRB)が下期の金融引き締めに慎重になるとの見方が圧迫した。
原油安を嫌気し、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は1.18%下落と、業種別で最も下げがきつかった。トランプ米大統領が気候変動対策の枠組み「パリ協定」からの離脱を正式に表明したことで、米国内のシェール掘削が一段と活発化し、原油の過剰供給問題がさらに悪化するとの懸念が重しとなった。
カナダのスポーツ衣料大手、ルルレモン・アスレティカ<LULU.O>が11.5%急伸し54.29ドル。四半期利益が市場予想を上回ったことが買い材料。
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は1.34対1だった。ナスダックも2.07対1で上げが下げを上回った。
米取引所の合算出来高は約63億7000万株で、直近20営業日の平均である66億5000万株を下回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 21206.29 +62.11 +0.29 21142.09 21225.04 21129.56 <.DJI>
前営業日終値 21144.18
ナスダック総合 6305.80 +58.97 +0.94 6261.59 6308.76 6253.77 <.IXIC>
前営業日終値 6246.83
S&P総合500種 2439.07 +9.01 +0.37 2431.28 2440.23 2427.71 <.SPX>
前営業日終値 2430.06
ダウ輸送株20種 9331.72 +54.28 +0.59 <.DJT>
ダウ公共株15種 732.63 +0.57 +0.08 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1103.40 +10.85 +0.99 <.SOX>
VIX指数 9.75 -0.14 -1.42 <.VIX>
S&P一般消費財 732.96 +2.96 +0.41 <.SPLRCD>
S&P素材 337.11 +1.23 +0.37 <.SPLRCM>
S&P工業 582.73 +2.85 +0.49 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 587.79 +2.02 +0.35 <.SPLRCS>
S&P金融 388.41 -1.44 -0.37 <.SPSY>
S&P不動産 198.67 +1.67 +0.85 <.splrcre>
C>
S&Pエネルギー 476.67 -5.70 -1.18 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 893.13 +5.19 +0.58 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 159.62 -0.09 -0.06 <.SPLRCL>
S&P情報技術 979.69 +10.10 +1.04 <.SPLRCT>
S&P公益事業 274.03 +0.39 +0.14 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.66億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 20160 - 10 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物6月限 円建て 20165 - 5 大阪比 <0#NIY:>