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ウクライナ戦争

100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口なき戦争で疲弊するロシアの危うい継戦能力

PUTIN’S SECRET MELANCHOLY

2026年2月19日(木)11時28分
サム・ポトリッキオ (本誌コラムニスト、米ジョージタウン大学教授、元ロシア国家経済・公共政策大統領アカデミー特別教授)

アフガニスタンの山岳地帯から撤退する旧ソ連軍の装甲車(1988年)

アフガニスタンの山岳地帯から撤退する旧ソ連軍の装甲車(1988年) AKG-IMAGES/AFLO

これほど惨めな戦場を経験して生き延びて心に傷を負った兵士たちが戻ってきたら、ロシア社会はどうなるか。おそらく、90年代の比ではあるまい。

あるロシア人の友人はウクライナ戦争の開戦初期に国を離れて、とある友好国に身を寄せた。国内にいれば徴兵されるリスクがあったからだ。「もう大丈夫と思えたら国へ帰る」と、当時の彼は言っていた。しかし戦況は膠着状態に陥り、全く見通しが立たない。すると彼は、「子供が成人するまでは帰らないつもりだ」と言った。開戦から4年も戦争が続くとは誰も思っていなかったし、毎月の死傷者数が3万5000人を超えるとは予想もつかなかった時期の話である。


なぜ帰国をためらうのか。そう尋ねると、彼は言った。今のロシアでは戦争遂行のために服役中の囚人が釈放され、その多くが前戦に送られている。たとえ戦争が終わっても、彼らが戻ってきたロシアで子育てをするのは危険すぎる。だから安心して子育てのできる国に住みたいのだと。実際、戦場を経験して一段と凶暴になった犯罪者たちが街をうろついている光景を想像すると夜も眠れない。彼はそうも言った。

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帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

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