「気をつけろ、ICEが来たぞ」――移民摘発の覆面部隊を追う市民の「監視インフラ」
MINNEAPOLIS RISES
「私の家のある通りだ」。Cは言って、私に「これ、録画してくれるかな」と頼んだ。
2台は一時停止の標識があるところで分かれた。1台は停止し、私たちの進路を塞いだ。その間にもう1台は猛スピードで交差点に突っ込み、無関係な民間車両の前に割り込んで走り去った。
こちらが追いかけて交差点に突っ込めば、横から来る車と衝突していたに違いない。
「あいつら、交通法規なんて気にしないんだから」とCは言った。「2台1組で動かれたら、両方を追跡するのは無理。向こうは二手に分かれて、監視の車を振り切ろうとする」
止まっていたSUVが動き出した。追跡再開だ。しかし、なぜか一周して同じ通りに戻ってきた。「また私の家の前を通らせる気かな」。Cがシグナルでそう報告した次の瞬間、その車はCの家の前で停止した。





