最新記事
ガザ

ガザの戦争孤児1000人が想像を絶する苦難のなか涙の卒業式

'Full of Tears,' 1,000 Palestinian Children Graduate From Gaza School for Orphans

2025年8月20日(水)15時57分
ブレット・ウィルキンス

パレスチナ中央統計局は今年4月、ガザの子どもたち約4万人がイスラエルの爆撃や銃撃で片親または両親を失ったと報告し、これを現代史上最大の孤児危機と表現した。その他の独立系団体は、孤児の数はもっと多いと指摘しており、医療専門家が新語「WCNSF(家族を失った負傷児)」と呼ぶ犠牲者を生み出している。

数十万人のパレスチナ人が飢餓状態にあり、アムネスティ・インターナショナルは18日、これを「意図的なキャンペーン」だとして非難した。毎月、数千人のガザの子どもたちが栄養失調で治療を受け、少なくとも122人が餓死したと現地当局は報告している。

戦争初期、国連児童基金(ユニセフ)はガザを「子どもにとって世界で最も危険な場所」と表現した。国連のアントニオ・グテーレス事務総長は昨年、戦争や武力紛争で子どもを殺傷する国としてイスラエルを自身の「恥のリスト」に追加した

医師やボランティアを含む関係者は、イスラエルの狙撃兵やその他の部隊が子どもたちの頭部や胸部を意図的に狙った事例を多数記録している。

四肢のいずれかを失った子どもの数も世界でいちばん多く、国連機関の推計では、今年前半に四肢のいずれかを切断したパレスチナ人の子どもは3000〜4000人に上り、麻酔なしで手術された子ども含まれるという。

事件
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=円、対ドルで24年7月以来の安値 財

ワールド

黒海で石油タンカー2隻にドローン攻撃、ロシア南部に

ワールド

トランプ氏、USMCAへの不満再表明 「米にメリッ

ワールド

米、ムスリム同胞団3支部「国際テロ組織」指定 ハマ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救った...実際の写真を公開、「親の直感を信じて」
  • 3
    飛行機内で「マナー最悪」の乗客を撮影...SNS投稿が話題に 「なぜこれが許されると思えるのか」
  • 4
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 5
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 8
    「お父さんの部屋から異臭がする」...検視官が見た「…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 6
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 7
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中