討論会成果自賛のトランプ氏、側近らは「失敗」と低評価

米大統領選共和党候補のトランプ前大統領は、9月10日に民主党候補ハリス副大統領と初めて行ったテレビ討論会でのパフォーマンスを自賛したが、トランプ氏の側近や共和党幹部、献金者らの間では「失敗」との見方が広がっている。同日、フィラデルフィアで撮影(2024年 ロイター/Evelyn Hockstein)
米大統領選共和党候補のトランプ前大統領は、10日に民主党候補ハリス副大統領と初めて行ったテレビ討論会でのパフォーマンスを自賛したが、トランプ氏の側近や共和党幹部、献金者らの間では「失敗」との見方が広がっている。
トランプ氏は討論会後のテレビ番組で「今回は私の(これまでの)ディベートでも優秀な方、多分最高だったと思う」と述べ、非常に素晴らしい成果を残せたので、2回目の討論会にそれほど乗り気ではなくなっていると付け加えた。
しかしトランプ氏の有力な側近の1人、グラム上院議員は、トランプ氏の討論会での振る舞いはさえなかったと指摘。実績に重点を置く作戦を続けられず、せっかくアピールする機会を逃したと嘆いた。
ハイチ移民が住民のペットを食べている、と固執
共和党献金者6人とトランプ氏のアドバイザー3人はロイターに、討論会ではトランプ氏に一貫したメッセージが欠けていたので、ハリス氏が勝ったとの考えを示した。
何人かは、オハイオ州でハイチからの移民が住民のペットを食べているといった根拠のない情報を強調した点に幻滅したと表明。献金者の1人は「正直なところ、トランプ氏は振るわず、ハリス氏が優勢だったというのが私の意見だ」と語った。
かつてトランプ氏の側近で批判派に転じ、今年の共和党候補指名レースで同氏に挑戦したクリス・クリスティー氏は、ハリス氏が討論会に向けて周到な用意をしてきたのに対して、トランプ氏はそうではなかったと分析した上で「トランプ氏のために討論会の準備をした人が誰だか知らないが、解雇すべきだ。彼は全くうまくいっていなかった」と言い切った。


アマゾンに飛びます
2025年10月7日号(9月30日発売)は「2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡」特集。投手復帰のシーズンも地区Vでプレーオフへ。アメリカが見た二刀流の復活劇
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
-
外資系企業を支える「英文事務」土日祝休/年休120日/リモートOK
VISTRA Japan株式会社
- 東京都
- 月給27万5,000円~50万円
- 正社員
-
「セールスコンサルタント」日系/外資TOP企業の人事/経営層を相手に採用戦略を提案/人材サービス「紹介/教育/研修」
株式会社リーディングマーク
- 東京都
- 年収600万円~800万円
- 正社員
-
経理事務/外資系資産運用会社@神谷町にて経理
マンパワーグループ株式会社
- 東京都
- 年収450万円~500万円
- 正社員
-
給与計算・社会保険業務経験3年以上の方限定/クライアントは外資系メイン/英語活かしてスキルアップ
株式会社クロスヴィジョンインターナショナル
- 東京都
- 年収450万円~600万円
- 正社員