
NATOのストルテンベルグ事務総長は、戦争が続いている限り、ウクライナはNATOに加盟することができないと述べた。4月21日、ドイツのラムシュタイン空軍基地で撮影(2023年 ロイター/Heiko Becker/File Photo)
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は24日、戦争が続いている限り、ウクライナはNATOに加盟することができないと述べた。
Russia Mocked for Rolling Out T-54 Tanks From 1940s: 'What Next, Horses?'
アフガニスタン紛争で北部同盟によって使われたT-54戦車(2001年11月) Yannis Behrakis-Reuters
<ウクライナで戦争が始まってから、1871台のロシアの戦車が破壊、損傷、放棄、または捕獲されているという>
ロシア国内を輸送中とされるソビエト連邦時代の古い戦車の映像がネット上に投稿され、話題となっている。ウクライナの戦場でロシア軍が被った被害は、こんな旧式の戦車を持ち出さなければならないほど深刻な戦車不足をもたらしたのか、というのだ。
■【写真】一体いまは何年なんだ? ネットで嘲笑されたロシア戦車、実際の輸送の様子
オープンソースの調査報道団体「コンフリクト・インテリジェンス・チーム(CIT)」は、戦場におけるロシアの装備の損失は非常に大きく、不足分を補うため、70年前の装甲車を使おうとしている、と報告している。
ジョージアの首都トビリシに拠点を置くCITは、撮影日不明の動画を公開し、ソ連時代の戦車T-54とT-55が、ロシア極東の沿岸地方にあるアルセーニエフから列車で西に運ばれていると説明した。T-54は1946年、ヨシフ・スターリン政権下で生産が開始され、1950年代が終わるころ、ソ連軍機甲部隊の主力となった戦車だ。
ソーシャルメディアでは、この動画が意味することや、これらの戦車が前線で使われるかどうかについて臆測が飛び交っている。欧州外交評議会(ECFR)の共同議長カール・ビルトは、これらの戦車の派遣は、「戦争をいつまでも続けるというロシアの決意」とともに、ロシアの最新兵器がいかに「枯渇している」かを示しているとツイートした。
デニス・ダビドフという人物はツイッターで、1980年代に退役したはずが2022年秋にウクライナ戦に投入されて話題になった「T-62」のことを引き合いに出しながら、「T-62でさえ、T-54に比べれば超現代的だ...次は何だ? T-34? それとも、馬か?」と書いている。T-34は、第2次世界大戦で使われたソ連の戦車だ。
また別のユーザーは、ウクライナに提供されている欧米の最新兵器と、ソ連時代の在庫の違いを強調。「(ドイツの戦車)レオパルト1や、(フランスの装甲車)AMX-10RCが、T-55やT-62と戦う。いったい今は何年なんだ?」
一方、「ロシアの勝利は必然(Russia Victory is Inevitable)」というアカウント名のユーザーは、ロシアには100ミリ砲弾の膨大な備蓄があるため、「(旧型戦車でも)ほこりをかぶらせておくくらいであれば、有効活用するのは当然だ」と述べている。
このユーザーは、T-54とT-55は、戦闘ではなく、戦闘部隊の砲撃支援、検問所の警備、敵の攻撃を引き付けるおとりとして使われるのではないかと述べている。「それでもウクライナの人々は、『ロシアにはもう戦車がない』と大騒ぎするんだろう」と、このユーザーは補足する。
NATOのストルテンベルグ事務総長は、戦争が続いている限り、ウクライナはNATOに加盟することができないと述べた。4月21日、ドイツのラムシュタイン空軍基地で撮影(2023年 ロイター/Heiko Becker/File Photo)
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は24日、戦争が続いている限り、ウクライナはNATOに加盟することができないと述べた。
ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は、ウクライナと国境を接する地域にウクライナ側から侵入してきた戦闘員らが米国製の軍用装備を使用していたことを明らかにした。写真はロシアが破壊したという米国製の軍用高機動多用途装輪車「ハンヴィー」 Tribun Timur / YouTube
ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は24日、ウクライナと国境を接する地域にウクライナ側から侵入してきた戦闘員らが米国製の軍用装備を使用していたことを明らかにした。これはウクライナ紛争への西側の関与が拡大していることを示すものだと述べた。
Explosions in Belgorod As Russia Faces 'Multi Domain Security Threat'
ウクライナ国旗の色を身につけ、ロシア国内でポーズする武装組織(5月23日、ベルゴロド州コズニカ) Russian Volunteer Corps/REUTERS
<ウクライナ政府はパルチザン攻撃への直接的な関与を否定しているが、軍事専門家は、それはウクライナの反転攻勢計画と「連携」していると言う>
ジョージ・ストーニチジさん(写真)は、2回の大統領選挙でトランプ前大統領に投票した。今も国内政策ではトランプ氏が最高だと評価している。だが、2024年の大統領選挙でトランプ氏が共和党候補としての指名を獲得し、バイデン現大統領と争うのであれば、ストーニチジさんは票を投じないつもりだ。ペンシルベニア州リーハイトンで4月25日撮影(2023年 ロイター/Gram Slattery)
ジョージ・ストーニチジさんは、2回の大統領選挙でトランプ前大統領に投票した。今も国内政策ではトランプ氏が最高だと評価している。だが、2024年の大統領選挙でトランプ氏が共和党候補としての指名を獲得し、バイデン現大統領と争うのであれば、ストーニチジさんは票を投じないつもりだ。
ロシア当局は23日、ウクライナと国境を接する西部ベルゴロド州にウクライナ側から侵入してきたとする戦闘員の集団を、2日間にわたる戦闘の末に撃退したと発表した。提供画像(2023年 ロイター)
ロシア当局は23日、ウクライナと国境を接する西部ベルゴロド州にウクライナ側から侵入してきたとする戦闘員の集団を、2日間にわたる戦闘の末に撃退したと発表した。こうした戦闘はロシアによるウクライナ全面侵攻開始以降で最大規模だったとみられている。