最新記事

米民主党予備選

スーパー・チューズデー各州開票状況 バイデンが9州で264人を獲得へ

2020年3月4日(水)19時11分

3日のスーパーチューズデーでは、全米14州と米領サモア、および海外に居住する民主党員が、11月の大統領選本選で共和党の現職トランプ氏と対決する民主党候補を選ぶ。写真はカルフォルニア州で3日撮影(2020年 ロイター/KYLE GRILLOT)

3日のスーパーチューズデーでは、全米14州と米領サモア、および海外に居住する民主党員が、11月の大統領選本選で共和党の現職トランプ氏と対決する民主党候補を選ぶ。

これまでのところ、バイデン候補が少なくとも9州で勝利する見通しで、サンダース候補は代議員数の多いカリフォルニア州を含む4州で勝利するとみられる。

これまでの結果によると、バイデン候補は少なくとも264人、サンダース候補は少なくとも190人、ウォーレン候補は16人、ブルームバーグ候補は11人、ガバード候補は1人の代議員を獲得する見込み。

以下は各地の概要。

◎カリフォルニア州

代議員数:415

投票締め切り時間:米東部時間3日午後11時(日本時間4日午後1時)

メディアはサンダース候補の勝利を予想。全体の58%の地区の報告をまとめると、サンダース候補の得票率は31.1%、バイデン候補は21.4%。

サンダース候補は少なくとも48人、バイデン候補は少なくとも27人の代議員を獲得する見通し。

スーパーチューズデーで最も注目を集める州の1つ。サンダース候補が大差での勝利を狙うが、バイデン候補は追い上げてサンダース候補の圧勝を阻止したい構え。

投票締め切り後も投票所で列についていた有権者の投票を認めている。サンダース候補はロサンゼルス郡について、投票所が混雑していることなどから、投票時間を2時間延長するよう要請した。

◎テキサス州

代議員数:228

投票締め切り時間:米東部時間3日午後8時(日本時間4日午前10時)

メディアはバイデン候補の勝利を予想。

全体の94%の地区の報告をまとめると、バイデン候補は得票率33.4%、サンダース候補は29.8%。両候補は少なくとも20人の代議員を獲得する見通し。

テキサス州ではサンダース候補の支持率が最も高かったが、バイデン候補はスーパーチューズデーに向けてテキサス州に多額の選挙資金を注ぎ込んでおり、終盤での躍進に期待する。テキサス州の有権者は穏健派が多く、バイデン候補への支持が広がる可能性があるものの、同じく穏健派のブルームバーグ候補も食い込みを狙う。

◎ノースカロライナ州

代議員数:110

投票締め切り時間:米東部時間3日午後7時半(日本時間4日午前9時半)

バイデン候補が勝利し、少なくとも35人の代議員を獲得する見込み。アフリカ系の有権者から圧倒的な支持を得たことなどが勝因のひとつ。

サンダース候補は少なくとも15人の代議員を確保する見通し。

◎バージニア州

代議員数:99

投票締め切り時間:米東部時間3日午後7時(日本時間4日午前9時)

バイデン候補が勝利し、少なくとも49人の代議員を獲得。サンダース候補は少なくとも19人、ウォーレン候補は少なくとも1人の代議員を確保。

◎マサチューセッツ州

代議員数:91

投票締め切り時間:米東部時間3日午後8時(日本時間4日午前10時)

メディアはバイデン候補の勝利を予想。

バイデン候補は少なくとも27人、サンダース候補は21人、ウォーレン候補は12人の代議員を確保する見込み。

ウォーレン候補の地元であり、当初は優勢が見込まれていた。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ミランFRB理事、大幅利下げを再要求 経済のシフト

ワールド

トランプ氏のガザ調停案、イスラム圏8カ国と相違=パ

ワールド

トランプ氏、ハマスに5日夕までの合意を要求 ガザ和

ビジネス

IMF報告書、国家産業政策はリスク伴うと指摘 米国
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 3
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、Appleはなぜ「未来の素材」の使用をやめたのか?
  • 4
    MITの地球化学者の研究により「地球初の動物」が判明…
  • 5
    謎のドローン編隊がドイツの重要施設を偵察か──NATO…
  • 6
    「吐き気がする...」ニコラス・ケイジ主演、キリスト…
  • 7
    「テレビには映らない」大谷翔平――番記者だけが知る…
  • 8
    【クイズ】1位はアメリカ...世界で2番目に「航空機・…
  • 9
    女性兵士、花魁、ふんどし男......中国映画「731」が…
  • 10
    「人類の起源」の定説が覆る大発見...100万年前の頭…
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 3
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 4
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 5
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 6
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 7
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 8
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 9
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から…
  • 10
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中