最新記事

ミサイル実験

北朝鮮、地対艦ミサイル数発発射し約200キロ飛行 米艦隊念頭か

2017年6月8日(木)14時20分

 6月8日、韓国軍によると、北朝鮮が8日午前、同国東部から地対艦ミサイルとみられる複数の飛しょう体を発射した。写真は北朝鮮の国旗。ジュネーブで2014年10月撮影(2017年 ロイター/Denis Balibouse)

韓国軍によると、北朝鮮は8日午前、同国東部から地対艦ミサイルとみられる数発を発射した。北朝鮮に核・ミサイル開発を断念させるための国際的な圧力が強まる中、同国はミサイル実験のペースを速めている。

韓国軍合同参謀本部は、ミサイルは東岸の元山から発射され、約200キロメートル飛行したとの声明を発表。文在寅大統領がブリーフィングを受けたとしたが、さらなる詳細は控えた。この日のミサイル実験は、5月10日の文大統領就任以降4回目となる。

国連安保理は1週間前、北朝鮮による一連のミサイル発射を受けて、制裁リストを拡大する決議案を全会一致で採択していた。

韓国政府はまた、米軍の新型迎撃ミサイルTHAAD(サード)の配備について、環境影響評価が完了するまで本格運用を先延ばしする方針を前日に明らかにしていた。

中国政府は今回のミサイル実験についてこれまでのところコメントしていない。

韓国の当局者らによると、同国と米国の政府はさらなる情報を得るため分析を行っている。

ソウルの慶南大学の極東問題研究所の軍事専門家、キム・ドンヨプ氏は、北朝鮮が4月15日に行った大規模軍事パレードで初公開した新型とみられる地対艦ミサイルが使用された可能性があると指摘した。

韓国軍合同参謀本部の報道官はメディア向けのブリーフィングで、「米空母が参加する共同演習を念頭に、北朝鮮は大型艦船を正確に攻撃する能力を誇示したかったようだ」との見方を示した。「複数の異なる種類のミサイルを発射することで、韓国や米国に対して優位に立とうとしている可能性がある」と述べた。

[ソウル 8日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米ミシガン大消費者信頼感、2月速報値は6カ月ぶり高

ワールド

米・イランが核協議、交渉継続で合意 アラグチ外相「

ワールド

EU、対ロシア制裁第20弾を提案 石油輸出向け海運

ワールド

伊首相、バンス氏と会談 ミラノでは五輪開幕控え反I
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近したイラン製ドローンを撃墜
  • 2
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入った「最強ライバル」の名前
  • 3
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 4
    韓国ダークツーリズムが変わる 日本統治時代から「南…
  • 5
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    鉱物資源の安定供給を守るために必要なことは「中国…
  • 8
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 9
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 10
    「エプスタインは悪そのもの」「悪夢を見たほど」──…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 4
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 5
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 6
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 7
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 8
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 9
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中