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フィリピン

ドゥテルテ比大統領、自らのアメリカ批判に「中ロが賛同」と明かす

2016年10月3日(月)19時40分

 米上院軍事委員会委員長のジョン・マケイン議員(アリゾナ州選出)はかつて、同協定が「過去数十年に例のない」重要性を有する画期的な取り決めだと述べていた。

 アジア地域での自国の影響力を高め、台頭する中国に対抗しようとする米国にとって、この協定を停止させるいかなる兆候も、大きな後退とみなされる。

 フィリピンとの防衛協定は、米国が締結している他の東南アジア諸国との協定と比べ、実質的な意味合いが大きい。

 ドゥテルテ大統領の発言は、米国とその伝統的な同盟国であるタイとの防衛協力が、2014年のタイ軍事クーデターを受け、一時的に停滞しているなかで起きた。

 フィリピンとの防衛協定は、同国の一部国会議員や活動家からの訴訟に直面している。彼らは、同協定がフィリピンの主権に挑むもので、米軍がアジア地域に軍事介入する際の出発点となることを危惧している。

 これに対し、フィリピン最高裁は1月、同協定が合法だとの判決を下している。

[マニラ 2日 ロイター]


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