最新記事

ファッション

「スニーカー時代」にハイヒールを擁護するのは「オバサン」なのか?...でも、やっぱり気分が上がる!

Bring Back the High Heel

2024年12月21日(土)10時00分
パオラ・デバロナ(スレート誌シニアエディター)

newsweekjp_20241220050235.jpg

『セックス・アンド・ザ・シティ』の主人公のようにいつも高級ハイヒールを履いている人は今やほとんどいない ALBUM/AFLO

メーカーもハイヒールよりフラット靴の品ぞろえを増やしているという。

SATCのキャリーを演じたサラ・ジェシカ・パーカーが、マノロブラニクの協力を得て立ち上げたブランドを終了したニュースは、それを象徴する出来事だろう。なにしろ最近はセールも終盤となると、SATCに出てきそうなピンヒールが100ドル程度で売られている。


若者はスニーカー一択

いやいや、まだ若い世代には需要があるのではと思うかもしれない。

Z世代のポップスターのサブリナ・カーペンターは、厚底のソックスブーツがトレードマークだし、大人気ポッドキャスターのアレックス・クーパーは、使い方によっては凶器にもなりそうなピンヒールを履いて、カマラ・ハリス米副大統領にインタビューをした。

だが、彼女たちは例外だ。近頃のクラブをのぞいてみれば分かる。

女性の定番ファッションは、ジーンズにしゃれたトップス(黒のボディースーツやバラの装飾を凝らしたタンクトップなど)を合わせたスタイル。メークは太いアイラインが主流で、髪はきっちり後ろにまとめ、上着はバイクジャケットが多い。

それぞれ工夫を凝らしているが、足元に視線を落とすと、そこにあるのはスニーカーと決まっている。クラシックなナイキの「エアフォース1」もあれば、コンバースの「チャックテイラー」もある。ソールが柔らかいドクターマーチンのブーツやカウボーイブーツさえ見られる。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

英住宅ローン融資、3月は4年ぶり大幅増 優遇税制の

ビジネス

LSEG、第1四半期収益は予想上回る 市場部門が好

ワールド

鉱物資源協定、ウクライナは米支援に国富削るとメドベ

ワールド

米、中国に関税交渉を打診 国営メディア報道
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    タンポンに有害物質が含まれている...鉛やヒ素を研究…

  • 4

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 5

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 3

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 4

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 5

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 1

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    「どちらが王妃?」...カミラ王妃の妹が「そっくり過…

  • 4

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 5

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門

特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門

2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語