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シムシティ

人にとって、魅力的な都市の創造
遠藤新氏イベントレポート

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2017年09月01日(金)13時25分
人にとって、魅力的な都市の創造<br />遠藤新氏イベントレポート

2017年8月21日から23日までの3日間に渡って開講された政治塾「SIMCITY BUILDIT School of Politics」。2日目の22日は、「人にとって、魅力的な都市の創造」というテーマで、都市デザインを専門とする工学院大学教授の遠藤新さんが講師を務めました。

機能性と官能性の両面で、魅力的な都市のデザインを考える



都市デザインとは、公共施設や商業施設、住宅地をどこにどう配置していくかなど、都市のあるべき形をデザインしていく分野のことです。遠藤さんによれば、アメリカでは各市の市長を集めて都市デザインに関する会議が定期的に開かれるなど、都市デザインは地方政治の重要なテーマの一つになっているそうです。

「都市の魅力は大きく機能性と官能性の二つに分かれます。都市デザインも、この二つを常に意識しながら取り組んでいく必要があります」
と、遠藤さんは話します。

機能性とは、自宅から職場や学校に毎日スムーズに通勤・通学ができるための交通網や、オフィスビル等のビジネスを行うための環境が整備されているなど、人々がその街で暮らしたり働いたりするための機能が整っていることをいいます。一方、官能性とは、人々がそこに集うことを楽しいと感じたり、非日常的な感覚を味わえる空間が用意されていることをいいます。

遠藤さんは「20世紀前半の頃は、都市の機能面を重視する考え方が都市を計画する場合の考え方の主流でした」と話します。自動車の登場によって、人々の日常的な移動可能距離が長くなりました。そこで街を住宅地域、オフィス地域、工業地域、商業地域といったようにゾーニングをし、それぞれのエリアを道路で結ぶという都市デザインが盛んに行われたそうです。

しかしこうした都市デザインは、機能的ではありますが、例えば「散歩をしていると、街の風景がどんどん変わったり、意外なものに出会ったりするので楽しい。ワクワクする!」といった官能性に欠けます。その反省から、住宅地と商業地をあえて混在させるなど、機能一辺倒ではない都市デザインが見直されるようになったといいます。

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