コラム

国家内の分断「ハイブリッドな内戦」が始まる......すでに極右は主流になったのか?

2023年12月07日(木)19時00分

ハイブリッドな内戦が始まる

国家間の争いでは社会のあらゆる側面を武器化する「ハイブリッド戦」という言葉が使われるようになった。国家内の分断においても全面的な対決=「ハイブリッド戦」が起きつつある。言わばハイブリッド内戦だ。暴動から音楽、映画まで武器化される。

その性格上、「ハイブリッド内戦」は民主主義国でしか起きることはなく、ポピュリズム政権の誕生によって終わる。

2024年には78カ国で83の選挙が行われる。民主主義国の選挙で、自覚し始めた多数派「反主流派」と、かつての主流派がぶつかることになる。反主流派が勝てばポピュリズム政権が誕生し、負ければ暴動や抗議運動が起こる。


 
 

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プロフィール

一田和樹

複数のIT企業の経営にたずさわった後、2011年にカナダの永住権を取得しバンクーバーに移住。同時に小説家としてデビュー。リアルに起こり得るサイバー犯罪をテーマにした小説とネット世論操作に関する著作や評論を多数発表している。『原発サイバートラップ』(集英社)『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』(集英社)『フェイクニュース 新しい戦略的戦争兵器』(角川新書)『ネット世論操作とデジタル影響工作』(共著、原書房)など著作多数。X(旧ツイッター)。明治大学サイバーセキュリティ研究所客員研究員。新領域安全保障研究所。

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