豪州、将来の鉱物供給危機回避で重要な役割=IEA事務局長
写真は国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長。3月12日、トルコのイスタンブールで撮影。REUTERS/Dilara Senkaya
[キャンベラ 24日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は24日、オーストラリアについて、原子力向けを含む鉱物資源の重要な供給源であり、イランを巡る戦争によって、現在エネルギー分野が直面している危機を上回る供給ショックを世界が将来回避する上で、同国が重要な役割を果たすとの見方を示した。
ビロル氏は米国とイスラエルによるイラン攻撃の影響で世界は史上最悪のエネルギーショックに直面しており、石油換算で日量1000万バレルの供給が失われていると指摘した。
「重要鉱物の多様化、特に精製・加工面で必要な対策を講じなければ、現在直面しているエネルギー安全保障上の課題は、将来直面し得る重要鉱物を巡る課題に比べれば小さなものに見えることになるだろう」と述べた。中国を念頭に、世界の精製と重要鉱物加工の80%超を1カ国が支配していると語った。
ビロル氏は現在のエネルギー安全保障上の危機に対し、世界的な政策対応が進み、各国が原子力へとかじを切るとの見方を示した。その上で、「この政策的対応において恩恵を受けるものの一つが、市場投入が進む小型モジュール炉だ」と述べた。
「原子力は復活し、この動きは加速するだろう」とし、「オーストラリアが(ウランの)主要な供給国であることで、機会が生まれる」と語った。





