ニュース速報
ワールド

米情報機関、ベネズエラ暫定大統領の協力を疑問視=関係筋

2026年01月28日(水)09時59分

写真はベネズエラのロドリゲス暫定大統領。1月15日、ベネズエラのカラカスで撮影。REUTERS/Leonardo Fernandez Viloria

Erin ‍Banco Jonathan Landay Matt Spetalnick

[ニューヨーク 27日 ‌ロイター] - 米情報機関は、ベネズエラのロドリゲス暫定大統領がトランプ政権に協力し、米国の敵対国‌との関係を正式に断​つかどうかを疑問視している。情報機関の報告に詳しい関係者4人が最近明らかにした。

米当局者らはロドリゲス氏に対し、イラン、中国、ロシアなどの緊密な同盟国との関係を断‌絶し、これらの国の外交官や顧問をベネズエラから追放するよう求めている。

しかし、ロドリゲス氏は今月初めの就任以降、そのような措置をまだ発表していない。ロドリゲス氏は1月3日の米国によるマドゥロ前大統領拘束を受けて暫定大統領に就任した。

関係者によると、米情報機関は報告書で、ロドリゲス氏がベネズエラにおける米国の戦略​に全面的に賛同しているかどうかは不明だ⁠としている。

米中央情報局(CIA)のラトクリフ長官は1月15‍日にベネズエラを訪問し、ロドリゲス氏とベネズエラの政治的将来について協議した。ロイターはこうした会談が情報機関の見解に変化をもたらしたかどうかを確認できなかった。

ロドリゲス氏が‍米国の敵対国と関係を断ち切れば、ベネズエラの‍エネ‌ルギー部門への米国の投資機会が拡大するだ‍ろう。しかし、ロドリゲス氏をコントロールできなければ、ベネズエラ暫定政権を遠隔から指導し、軍事的関与の拡大を回避しようとする米国の取り組みが損なわれる可能性がある。

CIAとベネズエラ政府はコ⁠メントの要請に応じなかった。

関係者によると、情報機関の報告書はまた、ベネズエラの野党指導⁠者マリア・コリナ・マチャド‍氏について、国の安全保障サービスや石油部門と強い結びつきがないため、現在のところベネズエラをうまく運営できない​と指摘している。

政権とマチャド氏の協議に詳しい関係者によると、同氏はホワイトハウスに好かれており、ベネズエラの指導者としては長期的な選択肢と考えられているという。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

欧州は自らの決済インフラ必要、地政学的緊張で=EC

ビジネス

アメリカン航空、冬の嵐響くもプレミアム需要で26年

ワールド

ガザ南部にパレスチナ人向け大規模キャンプ建設計画=

ワールド

トランプ氏、ミネアポリスで強硬姿勢修正 国境責任者
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化はなぜ不可逆なのか
  • 4
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 5
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 6
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 7
    「恐ろしい...」キリバスの孤島で「体が制御不能」に…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    生活保護と医療保険、外国人「乱用」の真実
  • 10
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 1
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 2
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 3
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 4
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 5
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 6
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 7
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 8
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパ…
  • 9
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 10
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中