27年仏大統領選、極右バルデラ氏が優勢=世論調査
写真は国民連合(RN)のバルデラ党首。9月21日、イタリア・ポンティーダで撮影。REUTERS/Remo Casilli
[パリ 25日 ロイター] - 仏調査会社オドクサが公表した世論調査結果によると、2027年の次期大統領選では極右政党、国民連合(RN)のバルデラ党首が対立候補に関わらず勝利する見通し。同氏の勝利を予想する結果は初めて。
調査は1000人を対象に今月19─20日に実施。バルデラ氏のほか、急進左派のメランション氏、穏健左派のグリュックスマン氏、ともに中道派のアタル元首相とフィリップ元首相の支持率を比較した。
バルデラ氏は第1回投票の得票率が対立候補次第で35%か36%となり、決選投票では対立候補がメランション氏なら74%、フィリップ氏なら53%の得票率で、いずれの相手にも勝利する見通しという。
今月初めの別の調査では、決選投票でフィリップ氏に僅差で敗北するという結果が出ていた。
RNの指導者マリーヌ・ルペン氏は今年3月、公金不正流用で有罪を言い渡され、被選挙権を5年間停止された。ルペン氏は控訴している。
バルデラ氏はルペン氏を上回る人気を集めており、ルペン氏の被選挙権停止が維持されればRNの大統領候補になるとみられている。





