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米主導「ガザ人道財団」が活動終了、拠点周辺で死傷者続出に批判

2025年11月25日(火)08時50分

写真は9月、ガザ地区南部ハンユニスのアル・マワシ地区近郊、ガザ人道基金(GHF)の配給センター建設予定地で撮影。REUTERS/Shir Torem

[テルアビブ 24日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザで支援物資配給を実施してきた米・イスラエル主導の「ガザ人道財団(GHF)」は24日、活動を終了すると発表した。10月10日の停戦を受けて活動を一時停止していた。

同団体は5月に配給を開始したが、活動拠点周辺では当初、援助を求めて集まった数百人のパレスチナ人が銃撃により死亡し、批判が噴出。イスラエル軍は兵士に近づいた住民に発砲したと説明していた。

GHFのジョン・アクリー事務局長は声明で、イスラエルでトランプ米大統領のガザ停戦計画を指揮する米国主導の多国籍調整センターが今後、GHFが試行した「モデルを採用し、拡大する」ことになると述べた。

GHFは活動開始以来、ガザ住民に1億8700万食の食料を配布したと発表した。これは住民200万人に対して平均1日1食に満たない。

ロイター
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