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G7外相、ウクライナ和平実現へ対ロ圧力強化を検討

2025年11月13日(木)08時57分

写真はルビオ米国務長官。11月12日、カナダ・オンタリオ州のハミルトンで代表撮影。Reuters

Daphne Psaledakis Maria Cheng

[ナイアガラオンザレーク(カナダ) 12日 ロイター] - 主要7カ国(G7)外相は12日、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの圧力を強める方策を協議した。

協議に出席したウクライナのシビハ外相は、長距離ミサイル能力の強化やエネルギー部門への支援を求めた。

G7外相は共同声明を発表し、即時停戦を改めて呼びかけるとともに、「ロシアの経済的負担を増大させ、ロシアの戦争活動への資金援助を行っている国や団体に対する措置を検討している」と表明した。

EUのカラス外交安全保障上級代表(外相)はウクライナを巡る議論について、ロシアが戦争終結に真剣でないと米国が判断したことを受け、ロシアへの圧力を強めることに焦点が当てられたとロイターに述べた。

「(ロシアに)和平を実現させるためには、さらに圧力をかけなければならない」とし、「彼ら(米国)は(ロシアと)交渉を行っており、われわれは真の和平実現に向けた彼らの交渉を歓迎している。しかし率直に言って、彼らはロシアが目標を全く変えておらず、和平交渉に真剣に取り組んでいないと考えている」と述べた。

シビハ氏は会合後、米国が先月にロシアの石油会社に科した新たなエネルギー制裁を称賛し、「プーチン(ロシア大統領)とその政権の戦争コストを増やし続け、ロシアに戦争を終結させる必要がある」とXに投稿した。

カナダのアナンド外相はこれに先立ち、ロシアのドローン(無人機)計画、液化天然ガス(LNG)企業、影の船団などを標的とした対ロ追加制裁を発表した。

ロイター
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