豪10月就業者数は予想以上に増加、失業率も低下 利下げ観測後退
写真はシドニーのカフェ。2022年8月、シドニーで撮影。REUTERS/Loren Elliott
Stella Qiu
[シドニー 13日 ロイター] - オーストラリア統計局が13日発表した10月の就業者数は4万2200人増加し、市場予想の2万人増を大きく上回った。失業率は4年ぶりの高水準から低下し、オーストラリア準備銀行(中央銀行)による現在の金融緩和サイクルが終わりを迎えた可能性があるとの見方が強まった。
9月の就業者数は1万2700人増だった。
10月はフルタイム就業者数が5万5300人増加した。失業率は2021年11月以来の高水準だった4.5%から4.3%に低下。労働参加率は67%で横ばい、労働時間は0.5%増加した。
堅調な指標を受けて、豪ドルは0.3%上昇し、10日ぶりの高値0.6560米ドルをつけた。豪3年債先物は11ティック安の96.17と、7カ月以上ぶりの安値。
市場では豪中銀が来年に追加利下げを行うとの見方が急速に後退し、5月の利下げ確率は指標発表前の約70%から25%に低下した。
オックスフォード・エコノミクス・オーストラリアの経済調査責任者ハリー・マーフィー・クルーズ氏は「インフレ率が既に上昇している中で、労働市場の回復は物価に上昇圧力をかけるリスクがある」と述べた。
中銀は今年に入り利下げを3回実施したが、今月の会合では政策金利を3.6%に据え置き、コアインフレ率の上昇、個人消費の拡大、住宅市場の回復を踏まえ、追加緩和に慎重になっていると表明した。
第3・四半期の消費者物価指数(CPI)が強い内容となったことを受け、中銀はインフレ率が来年半ばまで2─3%の目標レンジを上回ると予想している。労働市場が今後大きく緩むとは見込んでおらず、失業率は当面4.4%で推移するとみている。
EYのチーフエコノミスト、シェレル・マーフィー氏は「中銀は経済が供給能力に近づいている可能性を強調しており、インフレを招かずに金利をさらに引き下げることはできないことを意味している」と指摘。「基調インフレの予想外の加速と雇用市場の逼迫継続は、近い将来にさらなる利下げがない可能性を意味している」と述べた。
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