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ベルギーのドローン飛来、ロ凍結資産活用と関連性=ドイツ国防相

2025年11月08日(土)03時19分

写真はピストリウス独国防相。ベルギー・ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部で10月撮影。REUTERS/Yves Herman/File Photo

Sabine Siebold

[ベルリン  7日 ロイター] - ドイツのピストリウス国防相は7日、ベルギーの空港で今週目撃されたドローン(無人機)飛来と、ベルギーの証券預託機関ユーロクリアが保有するロシア凍結資産との間に関連性があるとの考えを示唆した。

 ピストリウス氏はベルリンでの記者会見で「われわれ全員が関連性があるとみている。これはベルギー国内に不安を広め、恐怖をあおることを目的としている」とし、「凍結資産に手を出すな」との解釈以外はできないとした。

ベルギー国防省はピストリウス氏の発言についてコメントを控えたものの、「その可能性はベルギーで既に浮上していた」と述べた。

欧州連合(EU)は現在、ロシア凍結資産を活用したウクライナへの大規模な融資を検討しているが、ベルギーのデウェーフェル首相は、同国がユーロクリアを通じて凍結資産を保有していることを踏まえ、この案に懸念を示している。

ベルギーではここ数日、空港や軍事基地上空でのドローン目撃情報が相次いでおり、政府が主要閣僚と治安当局トップによる緊急会合を開く事態となっている。またノルウェーやスウェーデンの空港でもドローンが目撃されている。

ロシア政府は、これら事件との関連性を否定している。

ロイター
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