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トランプ米政権、重要鉱物リストに銅・石炭・ウランなど追加

2025年11月07日(金)08時48分

7月20日、ホワイトハウスで撮影。REUTERS/Al Drago

Jarrett Renshaw Ernest Scheyder Timothy Gardner

[6日 ロイター] - トランプ米政権は6日、電気自動車(EV)や送電網、データセンターに不可欠な銅や、鉄鋼生産用のコークス燃料に使われる冶金用石炭など、10種類の鉱物を米国経済・国家安全保障に不可欠と見なすリストに追加した。

内務省の重要鉱物リストは連邦政府の投資と認可決定の指針となり、政府の鉱物戦略を形成。政権は国内の採掘を促進し、特に中国からの輸入への依存を削減する中でリストを拡大している。

新しいリストには原子炉の燃料として濃縮されるウラン、ホウ素、鉛、リン酸塩、カリ、レニウム、シリコン、銀も含まれている。

一方、環境保護団体はこの動きを非難した。

アースジャスティス・アクションのキャメロン・ウォーカップ氏は、汚染から地域社会を守るための保護が不十分なプロジェクトにゴム印を押す各機関に門戸を開いていると指摘。「企業の利益を優先するのではなく、重要鉱物の再利用とリサイクルを拡大し、鉱業法を改正することによって、鉱物サプライチェーン(供給網)のニーズを満たす真の解決策に焦点を当てるべき」と述べた。

ロイター
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