米、中東に艦艇追加派遣 イスラエル防衛支援を強化
米国防総省は2日、中東に海軍艦艇や戦闘機を追加派遣すると発表した。写真はFA18戦闘機スーパーホーネット。紅海の米空母ドワイト・アイゼンハワー上で2月撮影(2024年 ロイター/Hamad I Mohammed)
Phil Stewart Idrees Ali
[ワシントン 2日 ロイター] - 米国防総省は2日、中東に海軍艦艇や戦闘機を追加派遣すると発表した。イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏殺害を受けてイランなどが報復を表明する中、防衛を強化する。
オースティン米国防長官は弾道ミサイル撃墜能力を持つ巡洋艦と駆逐艦を中東と欧州に追加派遣することを承認した。また、戦闘機部隊を中東に追加派遣する。
国防総省は声明で、オースティン長官が「米部隊防衛を向上し、イスラエルの防衛に対する支援を強化し、米国がさまざまな事態に対応できるようにするため、米軍の態勢調整を命じた」と述べた。
国防総省は空母「セオドア・ルーズベルト」を中核とする打撃群が中東で現在の任務を完了する際に交代を派遣しないとの憶測が出ていたが、オースティン長官は空母「エーブラハム・リンカーン」を中核とする打撃群を代わりに派遣することを決定した。