ステーブルコイン「取り付け」で世界の金融システム不安定化も=ECB
写真は3月、ドイツ・フランクフルトにある欧州中央銀行(ECB)本部で撮影。REUTERS/Jana Rodenbusch
[フランクフルト 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は24日公表した最新の「金融安定性レビュー」で、法定通貨に連動させて価値を安定させるデジタルマネー「ステーブルコイン」について、いったん資金流出が起きれば世界の金融システムに重大な影響を及ぼしかねないと警告した。
ステーブルコイン取引は拡大の一途をたどり、現在の時価総額は2800億ドルを超える。絶対額としてはまだ小さいとはいえ、発行者が準備資産として大規模に米国債を購入している点で注目度が高い。
ECBは、ステーブルコイン取引の著しい増加によって、ユーロ圏の銀行の個人預金からの資金流出をもたらし、銀行にとって大事な資金源が縮小して調達構造全体が不安定になる恐れがあると指摘した。
ただ最大のリスクは投資家による「取り付け」で、その理由は最も時価総額が大きい2つのステーブルコインは準備資産としての米財務省短期証券(Tビル)の保有高が世界屈指であるほか、準備資産規模はトップ20のマネー・マーケット・ファンド(MMF)に匹敵する点にある。
ECBは「これらのステーブルコインで取り付けが発生すれば、準備資産の投げ売りを引き起こし、米国債市場の機能に影響を及ぼす可能性がある」と述べた。
欧州連合(EU)の法人と第三国の法人が共同で代替可能なステーブルコインを発行した場合を考えると、投資家が償還の際により規制が厳しいEUのステーブルコインを選択しがちなので、取り付けにおいてユーロ圏に負荷がかかる事態もあり得る。
ECBは「EU(のステーブルコイン)発行者は、域内および域外双方の保有者からの償還請求を履行するための準備資産が不足し、取り付けリスクを増幅させる恐れがある」と付け加えた。
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