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3メガバンクなど、ステーブルコイン共同発行・検証へ 金融庁が支援

2025年11月07日(金)13時47分

写真は暗号資産(仮想通貨)のイメージ。9月撮影。REUTERS/Dado Ruvic

Miho Uranaka

[東京 7日 ロイター] - 三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の3メガバンクは7日、三菱UFJ信託銀行やProgmat(プログマ)とともに、共同でステーブルコイン(SC)を発行し、実証実験を開始すると発表した。

金融庁は同日朝、クロスボーダー決済の高度化を目指すこの取り組みを、金融庁の「FinTech実証実験ハブ」の支援対象に採択したと発表している。

実証では、3メガバンクが委託者、三菱UFJ信託銀行が受託者となり、資金決済法に基づく「特定信託受益権」としてステーブルコインを発行。三菱商事の日本と海外拠点間の決済に活用できるかを検証する。SC発行に必要な基盤・技術提供はプログマが担い、各行が要件定義や評価基準の策定を行い具体的なスキームを構築する。

ブロックチェーンを用いた決済やトークン化預金の実用化が国内外で進む中、共同発行の実務や規制対応、利用者保護措置などの課題整理を進め、将来の広範な利用につなげる狙いがある。

トークン化預金やSCの実用化に向けた動きが国内外で活発化するなか、今回の実証では、共同発行に伴う実務面の課題、規制対応、利用者保護措置などを洗い出し、将来的なステーブルコインの普及と多様なユースケース展開につなげることを目指している。

ロイター
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