太陽ＨＤ、25年度内に資本政策の方針公表 非公開化是非含め検討

Shinichi Uchida

［東京　７日　ロイター］ - 太陽ホールディングスは７日、中長期的な企業価値向上策を検討してきた委員会が、上場維持・非公開化の判断を巡り、同社単独で実現し得ない付加価値を生み出す提案を受けた場合は積極的な検討が求められるとの最終報告をまとめたと発表した。非公開化の是非を含む選択肢について十分に検討し、２５年度内の資本政策方針の公表を目指す。

企業法務の専門家らで構成する委員会は６月から活動。８月に公表された中期経営計画を意欲的かつ合理的と評価し、現経営陣のもとで目標達成を追求することが企業価値向上につながるとの見解を示した。

太陽ＨＤは、これまで非公開化を含む各種の提案を受けている。最終的な上場維持・非公開化の判断では、資本政策を検討する「特別委員会」の判断を最大限尊重するとし、判断の過程を含め、その合理性について株主を含む市場に対し、必要な説明責任を果たすとしている。