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シカゴ連銀公表の米失業率、10月概算値は4.4% 4年ぶり高水準

2025年11月07日(金)00時13分

米シカゴ地区連銀が6日公表した推計によると、10月の米失業率は4.36%となった。写真はマサチューセッツ州メドフォードで8月撮影(2025年 ロイター/Brian Snyder)

[6日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀が6日公表した推計によると、10月の米失業率は4.36%となった。米労働省労働統計局(BLS)が通常発表する四捨五入ベースでは4.4%となり、4年ぶりの高水準を付けた可能性が高い。同連銀の9月推計値は4.35%だった。失業者の雇用が鈍化し、一時解雇(レイオフ)などの離職率が上昇したことが背景にある。

同連銀は、連邦政府機関の一部閉鎖を受けて公式データの発表が見送られる直前から、失業率の推計値を月2回発表してきた。

同連銀は「失業率推計に使用されるBLS調査の2025年10月の基準週(10月12─18日)は、10月から始まった連邦政府閉鎖と重なった」と指摘。「この特殊要因は、25年10月に同連銀が発表する労働市場指標の最終版には部分的にしか反映されない可能性が高い」とした。米議会予算局(CBO)の予想では政府閉鎖中に最大75万人の連邦政府職員が一時帰休となっており、これは民間労働力の最大0.4%に相当すると述べた。

BLSが発表した直近のデータである8月の米失業率は4.3%と、約4年ぶりの高水準に達していた。

ロイター
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