ニュース速報
ビジネス

NY外為市場=ドル対ユーロで上昇幅縮小、FRB年内2回の利下げ予測維持

2025年03月20日(木)06時16分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルは対ユーロで上昇幅を縮小した。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルは対ユーロで上昇幅を縮小した。米連邦準備理事会(FRB)は19日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定したものの、年内後半に25ベーシスポイント(bp)の利下げを2回実施する可能性が高いとの予想が示されたことを受けた。

FRBは18─19日に開いたFOMCで、市場の予想通り、金利の据え置きを決定。公表した金利・経済見通しでは、2026年にさらに50bpの利下げが実施されるとの予想も示された。

マネックスUSAのトレーディング担当アソシエートディレクター、ヘレン・ギブン氏は、全体的に考えるとドルの値動きはかなり落ち着いていると指摘。これは、投資家らが不確実な状況の中で大きなポジション構築に慎重になっていることを示していると述べた。

ユーロは対ドルで0.3%安の1.0912ドル。取引序盤に一時、1.0860ドルまで下げる場面があった。

ドル/円は0.3%安の148.85円。 日銀は19日、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.50%程度で維持することを全員一致で決定した。

トルコの検察当局が19日、エルドアン大統領の最大の政敵であるイマモール・イスタンブール市長を汚職やテロ組織への資金提供などの容疑で拘束したとの報を受けて、トルコリラは対ドルで大幅に下げ、一時約12%安と最安値を付けた。

取引終盤で、ドルは対トルコリラで3.6%高の37.97リラとなった。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは4.6%高の8万5802ドルとなった。

ドル/円 NY終値 148.68/148.69

始値 149.76

高値 150.14

安値 148.62

ユーロ/ドル NY終値 1.0901/1.0904

始値 1.0899

高値 1.0917

安値 1.0861

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは142円後半、日米財務相会談後の急

ワールド

焦点:米鉄鋼産業の復活へ、鍵はトランプ関税ではなく

ビジネス

商船三井、米ワシントンに拠点開設 地政学リスクの高

ワールド

ウクライナ首都に夜間攻撃、9人死亡・70人以上負傷
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負かした」の真意
  • 2
    トランプ政権はナチスと類似?――「独裁者はまず大学を攻撃する」エール大の著名教授が国外脱出を決めた理由
  • 3
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 4
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初…
  • 5
    日本の10代女子の多くが「子どもは欲しくない」と考…
  • 6
    アメリカは「極悪非道の泥棒国家」と大炎上...トラン…
  • 7
    【クイズ】世界で最もヒットした「日本のアニメ映画…
  • 8
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?.…
  • 9
    トランプの中国叩きは必ず行き詰まる...中国が握る半…
  • 10
    【クイズ】世界で1番「iPhone利用者」の割合が高い国…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 2
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 3
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 4
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初…
  • 5
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 6
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 7
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 8
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はど…
  • 9
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 10
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 6
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 7
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中