ニュース速報

ビジネス

26年度までに時価総額倍増、海外へ戦略投資=菊田・第一生命新社長

2023年03月28日(火)00時13分

第一生命ホールディングスの菊田徹也次期社長はロイターとのインタビューで、2026年度末までに時価総額を倍増させる考えを示した。2010年3月撮影(2023年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 28日 ロイター] - 第一生命ホールディングスの菊田徹也次期社長はロイターとのインタビューで、2026年度末までに時価総額を倍増させる考えを示した。資本効率を改善し、引き続き海外投資を進める選択肢も示した。インタビューは28日までに実施した。

現在の時価総額は約3兆円で、実現すれば6兆円規模の企業体となる。菊田次期社長はインタビューで、4月の就任以降は「ROE(自己資本利益率)が資本コストを下回る状況を逆転させ、割安なバリュエーションを改善させる。2030年度には時価総額10兆円を目指したい亅と抱負を述べた。

菊田氏は「海外を含め、積極的に投資を検討していく」とし、収益性の高い領域に経営資源を配分する考えも示した。世界最大の保険市場を抱える北米に加え、成長市場となるアジア太平洋地域を念頭に「M&A(合併・買収)を含め、投資機会はかなりある」と語った。

同社が指標としているグループ修正利益約3000億円のうち、海外事業の割合は21年度に28%だった。今後段階的な引き上げを図り、「2030年度には海外事業の割合が50%を捉えてくる」との見通しも示した。同社は2011年にオーストラリア、15年に米国、22年にニュージーランドで現地企業を買収するなど9カ国に進出している。

経営破綻した米中堅銀行2行と、スイス金融大手クレディ・スイスのAT1債(無価値となった同銀発行の劣後債)も含めた社債関連のエクスポージャーについては「第一生命グループとして一定の保有はあるが、経営に大きなインパクトを及ぼすものではない」とした。

信用不安を巡って「事象が波及するスピードが速くなっている」との認識も示し、「今後はそうしたことも念頭に投資判断していく」と語った。

(山口貴也、清水律子 編集:久保信博)

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米株式市場の「ソフトウェアマゲドン」、買い機会か見

ビジネス

ソニーG、純利益3回目の上方修正 メモリー「最低限

ビジネス

独鉱工業受注、12月は予想外の増加 大型受注が寄与

ビジネス

ノボノルディスクの糖尿病薬、大中華圏で初の売上減 
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新世論調査が示すトランプ政権への評価とは
  • 4
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 5
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 6
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 9
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 10
    電気代が下がらない本当の理由――「窓と給湯器」で家…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 7
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中