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国連気候変動会議(COP30)の一環として開催された「ベレン気候サミット」の開会式に出席した欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長。ブラジルのベレンで6日撮影。REUTERS/Adriano Machado
Bart H. Meijer Lili Bayer
[ブリュッセル 13日 ロイター] - 欧州連合(EU)の財務相は13日、凍結されたロシア資産を原資とする賠償ローンが、ウクライナ支援のため検討されている3つの選択肢の中で最も「効果的」との点で合意した。
フォンデアライエン欧州委員長は欧州議会に対し、1)EUが長期予算を担保に2026─27年のウクライナ支援に必要な資金を借り入れる、2)EU加盟各国が独自に借り入れてウクライナに資金援助する、3)EU内で凍結されているロシア中央銀行の資産を基に、実質的には資金援助となる融資を組織する──の3案を提示した。
閣僚協議の議長を務めたデンマークのロセ経済相は、閣僚協議後の記者会見で「欧州委員会の提案は最善かつ最も現実的な選択肢であり、最優先事項として扱われるべきだ」と述べた。
凍結されたロシア資産の利用は、EU財務相にとって魅力的だ。なぜなら、自国の債務を増やさずに、ウクライナに2年間で最大1400億ユーロ(1633億ドル)を提供し、ウクライナの推定需要を賄うことができるためだ。
欧州で凍結されているロシア資産の大部分は、ベルギーの証券保管機関ユーロクリアの口座に保管されている。2022年2月のモスクワによるウクライナ侵攻以降、ほぼ全ての証券が満期を迎え、現金化されている。
フィンランドのリーカ・プーラ財務相は「十分な威力を持ち、国家予算への負担を抑える唯一の選択肢だ」と語った。
ただ、ユーロクリアが拠点を置くベルギーは難色を示している。ロシアが同社を相手取った訴訟で勝訴した場合、同国が責任を負う可能性があると考えられるためだ。このため、EU加盟国に対し、裁判所が資産返還を命じた場合、返済に必要な資金を3日以内に用意することを約束するよう求めている。さらにベルギーは、敗訴のリスクを最小限に抑えるために、欧州委が強固な法的根拠を作成することも望んでおり、凍結されたロシア資産を保有する他のEU諸国にも責任を分散させる計画に参加するよう求めている。
ロシア大統領府(クレムリン)は、この提案はロシア資産の違法な差し押さえに当たると述べ、報復措置を取ると表明しているが、詳細は明らかにしていない。
欧州委は現在、12月にこの計画に対するEU首脳の支持を確保することを目指し、ベルギーと協議を行っている。
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