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セルビア

国民的英雄ジョコビッチも支持表明...セルビア「学生デモ」がブチッチ政権を揺さぶる

Vucic Under Siege

2026年1月22日(木)17時37分
マシュー・トステビン (本誌米国版シニアエディター)

EU加盟への高すぎる壁

さらにEU加盟の課題がある。セルビアは近隣諸国と共に長年、加盟を模索してきたが、必要な条件を満たせず、EU指導部はロシアとセルビアの友好関係を危惧している。

「今こそセルビアがEU加盟について具体的な行動を起こすときだ。法の支配、選挙制度、報道の自由における進展を見たい」と、ウルズラ・フォンデアライエン欧州委員会委員長は25年10月、ブチッチとの会談後に述べた。「さらに対ロシア制裁を含め、私たちの外交政策との整合性を高めていく必要がある」


12月、ブチッチはEU・西バルカン諸国首脳会議を欠席した。こうした状況を背景に、学生とその支持者はさらなる抗議活動を計画している。彼らは運動を分散化して標的にされにくくするために、あえて指導者を立てていない。

「抗議者たちはEU加盟を望んでいる。EUのルールを求めている。彼らは親ロシアでも親中国でもないが、反ロシアでも反中国でもない」とミハイロビッチは語る。

もっとも、選挙になればブチッチが国民のおよそ3分の1の支持を得ることは確実だろうと、国会議員のリャポヤビッチは語る。これには公的な情報源に依存しがちな高齢者層や、本心はともかく政府与党への投票を促される公務員が含まれる。

「与党は最後まで戦うはずだ。腐敗はあまりにも根深く、彼らにとって生きるか死ぬかの問題なのだ。政府も当局も、この状況からどのように抜け出せばいいのか、見当すらついていない」

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