最新記事
ウクライナ戦争

不屈のウクライナ、失ったクルスクの代わりにベルゴロドに侵攻――ロシアは否定

Russia Denies Reports of New Border Incursion by Ukraine in Belgorod

2025年3月27日(木)14時35分
マヤ・メララ、ジョン・フェン
ウクライナ軍がロシアから奪還した東部ルハンスク州のナディア村

ウクライナ軍がロシアから奪還した東部ルハンスク州のナディア村 Kanal13/YouTube

<プーチンに有利な交渉を進めるトランプのせいもあって占領地をロシアに奪われそうなウクライナだが、サウジアラビアで停戦協議が行われる間も交渉を有利にするための領土を求めて戦い続けている>

ロシア国防省は、ウクライナが越境侵攻を行い、ロシア領ベルゴロド州へ進軍したとの主張を否定した。ロシアの独立系メディア「アストラ」によると、ロシア側はウクライナの侵入を阻止したと発表している。しかし、今週の報道では異なる見解も示されている。

【動画解説】ウクライナ軍部隊のベルゴロド侵攻作戦

本誌はウクライナ国防省にコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。

ウクライナがベルゴロド州への侵攻を試みたとされるのは、サウジアラビアで仲介役のアメリカと停戦協議を行なっている最中だった。この協議では、3月19日に発表された黒海での停戦合意が話し合われていた。

だが他の戦線では、将来の和平交渉に備えて少しでも優位に立とうとするロシアとウクライナの主導権争いが続いている。

もしウクライナがベルゴロドに拠点を確保すれば、ロシアが広範な和平合意に応じる可能性は低くなる。ロシアの軍事ブロガーらは、3月18日にウクライナ軍がクラスノヤルスク地区からベルゴロド州への越境侵攻を試みたと、ロシアの独立系ニュースサイト「メドゥーサ」は報じている。

インタビュー
「アニメである必要があった...」映画『この世界の片隅に』片渕監督が語る「あえて説明しない」信念
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル横ばい、米労働関連指標を見極め

ビジネス

米11月求人件数、14カ月ぶり低水準 労働需要の減

ビジネス

米国株式市場=S&P500反落、金融株に売り AI

ワールド

トランプ氏の一般教書演説、2月24日の見通し 下院
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 5
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 6
    マドゥロ拘束作戦で暗躍した偵察機「RQ-170」...米空…
  • 7
    日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが…
  • 8
    公開されたエプスタイン疑惑の写真に「元大統領」が…
  • 9
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 10
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 5
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 9
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 10
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中