最新記事
航空

「爆破予告」の旅客機にぴったり張り付く「イタリアの戦闘機」...緊急着陸までを捉えた「緊迫の映像」が話題に

Video Shows American Airlines Plane Being Escorted by Fighter Jets

2025年2月28日(金)17時08分
ジャスミン・ローズ
ユーロファイター・タイフーン(Eurofighter Typhoon)

(写真はイメージです)sam-whitfield1-shutterstock

<1月の墜落事故で緊張が走るアメリカン航空に今度は「爆弾予告」が。ローマへの緊急着陸までを捉えた緊迫の映像がSNSで話題に>

映像が捉えているのはイタリアの戦闘機に護衛されてローマに着陸するアメリカン航空の旅客機。ニューヨークからニューデリーへ向かう途中、「安全保障上の懸念」を理由に行き先を変更した。

【動画】「爆破予告」の旅客機にぴったり張り付く「イタリアの戦闘機」...緊急着陸までを捉えた「緊迫の映像」が話題に

1月にはアメリカン航空の旅客機が首都ワシントンで墜落して搭乗者全員が死亡する事故が起きたばかり。ほかにもここ数カ月で死者を出す航空機事故が相次ぎ、空の安全に対する不安が高まった。ただし墜落が依然として極めて稀な実態は、データが裏付けている。

軍事航空サイトの「アビエーショニスト(Aviationist)」を運営するローマのジャーナリスト、デービット・センチョッティ氏は2月23日、ボーイング484型機がローマの上空で軍のジェット機に護衛され、レオナルド・ダヴィンチ・フィウミチーノ国際空港へ向かう映像を撮影した。

センチョッティ氏はSNSニュース情報サービス「ストーリーフル(Storyful)」に対し、2機のジェット機はイタリア空軍の戦闘機「ユーロファイター・タイフーン(Eurofighter Typhoon)」だったと語った。この映像は、アビエーショニストのXアカウントにも掲載された。

航空ニュースサイトの「アビエーションソース(AviationSource)」によると、アメリカン航空292便には約200人が搭乗。トルクメニスタン付近でUターンして、23日にローマのフィウミチーノ空港に着陸した。

関係者によると、ローマの空港では捜査当局が同機を待ち受けていた。

インドのメディアは同機に対する爆破予告があったと報道。Xで19万5000以上のフォロワーを持つ航空追跡アカウントのFlight Emergencyも、爆破予告による行き先変更だったと伝えている。

ビジネス
暮らしの安全・安心は、事件になる前に守る時代へ。...JCBと連携し、新たな防犯インフラを築く「ヴァンガードスミス」の挑戦。
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米国、コロンビア大統領に制裁 麻薬対策せずと非難

ワールド

再送-タイのシリキット王太后が93歳で死去、王室に

ワールド

再送-トランプ米大統領、日韓などアジア歴訪 中国と

ビジネス

アングル:解体される「ほぼ新品」の航空機、エンジン
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...装いの「ある点」めぐってネット騒然
  • 2
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 3
    「宇宙人の乗り物」が太陽系内に...? Xデーは10月29日、ハーバード大教授「休暇はXデーの前に」
  • 4
    シンガポール、南シナ海の防衛強化へ自国建造の多任…
  • 5
    為替は先が読みにくい?「ドル以外」に目を向けると…
  • 6
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼…
  • 9
    「信じられない...」レストランで泣いている女性の元…
  • 10
    【ムカつく、落ち込む】感情に振り回されず、気楽に…
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 4
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 5
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 6
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 9
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 10
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中